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マイクの取り付け方法、試行錯誤。

  • 2018/05/18(金) 21:09:50

先日のミーナ京都さんでのミニコンサートでは相当久しぶりにマイクを使用して演奏しました。
実は私、マイクスタンドが苦手です。
スタンド越しに譜面台を見ると見えない箇所ができたり、何よりマイクが音を拾うエリアから外れると途端に音が小さくなったり。あとマイクに近づこうとして姿勢が猫背になるのも見た目がイヤ〜。
私はマイクを3種類持っています。
スタンドで使用する定番中の定番、SURE58ともう一つ、スタンド用のコンデンサマイク、それからSUZUKIのハーモニカ用のピンマイクタイプのコンデンサマイクです。
スタンド用のコンデンサマイクは木製ボディの楽器を使っているときは良かったのですが、シルバーコンチェルトを使いだしてからはあまり使っていません。シルバーはキラキラしたやや金属的な音の要素を持っていますが、その部分が増幅されるようなのです。特に高音部が気になります。
SUZUKIのコンデンサマイクは指につける仕様に自分で取り付け用具を作ったり、ウィンドスクリーンを作ったり工夫をしていました。指につけて演奏するのは演奏だけの時はいいのですが、直前の準備や譜面をめくったり、動いているときにハウリングを起こしたり、うっかり落っことして聴いている人をビックリさせたりするので気が抜けませんf(^^;
それから左の指につけているとハンドカバー奏法の時に音が不安定になるし、演奏しているときにスライドの操作などで楽器の構えが少し変わったりすると楽器との距離が変わってしまい、これまた音が不安定になるのでした。
襟や胸元に取り付けるコトも試したのですが、これも顔の向きによって音を拾ったり、拾わなかったりするんだよね。

先日のミニコンサートの準備をしている時、右手の小指に外向けに止めると音の入り具合が比較的安定して程よい距離感だなあ、と発見しました。本番もそうするつもりだったのですが、前日にふと、「ミュージカルの歌い手さんや、ライブパフォーマンスをするタイプのフルート奏者はどうしているのかなあ」と思いつき調べてみました。
するとヘッドセットタイプを使っている人が多いらしい。ヘッドセットかあ。
ハーモニカの下側からマイクで狙わないと音を拾わないという思いこみがあったけど、コンデンサマイクで顔の近くだったら案外いけるかもしれない。
IMG_7660_201805182107272a0.jpg
家にあったカチューシャにタイピンタイプのマイクを挟んでセット。耳の横あたりにマイクがきます。髪に隠れてマイクは見えません。ちょっと遠いかな、と思ったけれどそこそこ音を拾います。若干遠いめの方が、一旦空間に放たれた音を拾って響きがいいかもしれない。
本番はプロのPAさんがついてくださるとのことで、もしダメなら会場にあるスタンドマイクで吹けばいいや、と思って持って行きました。

結局、本番はカチューシャ式で演奏しました。マイク感度をあげてくださったおかげでちゃんと聞こえたけど、少し音が痩せたような気がしました。賑やかな屋外だったせいもありますが、やっぱりもう少し楽器に近い方がいいかな。
でも、譜面台は見やすいし、お客さんを見回しながら吹いてもマイクのスポットから外れることもないし、楽でした!
実際、この日は風が強くて手で楽譜を押さえながら吹くというシーンがあったのですが、ヘッドセットもどきにしていたおかげで無事に乗り切ることができました。

帰宅して、ヘッドセットに特化したマイクで自然な音のものはないかとネットで調べ倒したところ、DPAとかSDーSYSTEMとかいくつか有名どころに行き当たりました。
しかし!どちらもお高い!8〜10万くらいする〜。こういう機材の性能は価格に比例するもんな〜。でもマイクに10万かけるんだったら先にファビュラス買いたいな〜。
JTSというメーカーのフルート用ヘッドセットマイクを7000円くらいで見つけたけど、これと比べたらきっとSUZUKIのマイクの方が上等だと思う。

なので。
例によってヘッドセット作りました。
市販のパソコンやスマホで使う用のハンズフリーのための安もんのマイクセットを購入。
IMG_7677.jpg
探しまくって最安値810円なり。これにSUZUKIのマイクを載せることにします。
新たに購入した810円の本体のマイクは使いませんので、少々心が痛みながらも外してしまいます。
通話用なのでマイクブームが口元までちゃんと届くように長かったのですが、ハーモニカの演奏には妨げになるので頰くらいまでの長さでカットし、切り口で怪我しないように先端にカバーをつけました。
マイクは会場によってセッティングを変えやすいように取り外しが簡単にできるように電気のコードなどを束ねる皮膜付きの針金で簡単に止めました。
IMG_7680.jpg
うん、カチューシャで作ったものより、マイクの受信部が楽器に近づきました。首の後ろ側を通して両耳にかけているので安定感もバッチリです。
音質の方はハーモニカの音色をマイクで拾う時はハイをカットした方がいいのは変わらずですが、手の構えなどで音の強弱が変わることもなく、また下側に直接マイクを当てて拾うより広がりがある音になる気がします。

しかしながら、「なんだかんだ言ってもSURE58が音質的には一番良いん違うのん」という家人の冷たい意見もあり、試しに録音をして波形データをとって、比較をしてみました。

比較した点
SURE58と同条件で録音してみる。
SURE58のスイートスポットは20センチ外れるとどれだけ音が痩せるのか。
SUZUKIマイク、指につけた時とヘッドセットの時の音の違い・・・などを比較して見ました。以前からやっているのですが、波形データを載せるのは初めてです。

exif_temp_image_20180518203513355.jpg
SUZUKIのマイクはこのようにヘッドセットタイプにしたものと・・・

IMG_7661_20180518203907c5b.jpg
右手の小指に外側に向けて装着したもの。

SURE58は普通にスタンドに立ててマイクまで15センチの位置で録音しました。
吹いているのはCのスケールで同じパターンで吹いています。

マイク比較2
上からSUZUKIのマイクをヘッドセットタイプにしたもの、二番目が指につけたもの、一番下がSURE58です。
同じ感度なら、SUZUKIのマイクの方が大きく音を拾っています。マイクまでの距離が一番大きな要素でしょう。
音色は好みで分かれるところだと思います。

マイク比較1
下の写真の方はSURE58の感度をあげてちょうどいいところで吹いたもの、同じ条件で小指の外側にSUZUKIのマイクを取り付けて吹いたもの、一番下はスタンドに取り付けたSURE58で右に20センチほどずれて吹いたものです。(SUZUKIのマイクを指につけたものでピークが超えてしまったのでさらに大きく録れるヘッドセットタイプはテストしませんでした。)

SURE58は少しずれただけで随分音が小さくなってしまうことがわかります。
その点、ヘッドセットタイプは顔の向きが変わっても一定の距離が保てるので良いと言えます。
ただ波形の安定性はSURE58の方がバランスが良いように思えます。

結論。
SUZUKIのマイクはヘッドセットタイプとして十分使える。
SURE58のマイクはきちんとスポットで吹いていれば、やっぱり安定度が高い。
・・・どちらを常に使うか、というよりも会場や条件(PAさんの有無や機材)によって使い分けるのが大事だな、と思ったのでした。

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