リベットを抜く工具。

  • 2015/02/22(日) 13:52:49

リードを交換する時、まずリベットを抜く作業をすると思うのですが、修理をされる方はどんな方法で抜いてらっしゃいますか?
専用のペンチの先端に突起のついた工具をお持ちの方以外はたいていはポンチをリベットに当て金づちで打ち抜く、という方法をとっておられるのではないでしょうか?
私も時計用のピンポンチをリベットに当て金づちで叩いて抜いていました。あらかじめリベットに傷を付けて凹ませて滑り留めの対策はしているのですが、時々固くて抜けないリベットがあり、手元が狂ったりしてプレートや隣のまだ大丈夫なリードにダメージを与えてしまった、ということがたまにありました。
先日、大先輩がこのブログを読んで、修理工具に関するアドバイスをくださいました。
そしてアドバイスを元に作ったのがコレ↓
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ホームセンターなどで売っているC型クランプを改造したリベット抜きです♪

【使い方】
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バルブをはがし、リベットの足側(プレートに出っ張ってない方)に針の先端をあて、ネジを回す。・・・これだけ。かんた~ん♪

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力も要らず、狙いを外して他を傷つけることもなく確実に抜けます。

先輩はこれを以前ドイツのHOHNERの工場見学に行き、リベットを付けている工程を見学されたときに「逆をやればいいではないか!」と方法を閃かれたそうです。素晴らしい!私も一緒に行っていましたがまったく思いつきませんでしたf(^^;

ではご興味をもたれる方もあると思います。考案者の先輩Aさんから「どうぞ皆さんにお伝えください。」とのお許しを得ましたので、C型クランプにどのような改造を施したのかを記しておきたいと思います。
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まず私が使ったのはこのようなC型クランプです。これは100ミリのタイプですが、もう一回り小さい75ミリのタイプでも大丈夫でした。

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まずはこのクランプのお皿の部分を外します。ネジの先を潰して引っかけてあるだけの作りなのでニッパーでちょいちょいと切ればお皿は外れます。

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この工程はインパクトドリルが必要です。お皿を外したネジの先端に1.8ミリ~2ミリの穴を深さ1センチくらい開けます。
私は1.8ミリのドリルを使いました。この穴に針を埋めるので針の太さとの兼ね合いがあります。

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針をどうしようか、とまずは思いホームセンターで目に着いた足の長い画鋲の針を使ってみました。これでもなんとか抜けますが、ちょっと弱くて針が曲がることがあるので、もうちょっと強度のある針をお勧めします。リベットの径より細い針ならなんでもOK。ネジの先端から出ている針の長さは5ミリ~10ミリくらいです。あまり長いと針に力がかかり、曲がってしまうことがあります。

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開けた穴に針を入れ、ボンドで固定します。ガチガチに固めるより、針が曲がったりしたときに交換できる程度の固定が望ましいです。ねじ込む時に針がリベットからずれなければOK。

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受け側にも直径3~5ミリ、深さ2~3ミリくらいの穴をあけます。プレートからリベットが出っ張ってる側を受けるので、出っ張り部分を納めるための穴であり、また、リベットが下に向かって抜けるのでその分の空間です。

これは本当に便利!
Aさんにはアドバイスはもとより、見本やパーツを頂いたり、大変お世話になりました。ありがとうございました!
この工具、大活躍です♪


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