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スライドの貼り付き対策。

  • 2020/01/21(火) 10:22:07

先日来のメンテナンス話シリーズ♪

クロマティックハーモニカの初歩的なメンテナンスとして、マウスピース一式の取り外しと洗浄は必須だと思います。
世間の皆さんはどれくらいの頻度で洗っているのかな?
一般的には練習終わりに消毒用エタノールや無水エタノールを薄めたものでマウスピースを拭く、そしてスライドの動きが悪くなってきたらマウスピースを外してパーツを食器用洗剤で洗う、ということが多いと思います。
マメな方は練習が終わるたびにマウスピースを外してパーツを洗浄されていますが、木製ボディの楽器の場合は頻繁なネジの開け閉めはネジ穴が潰れる原因になるのでバランスが難しいところ。

で、近頃の私の悩みは吹き口をエタノールで拭いただけではスライドが固着して次に使うときに動かなくなること。
これはタングブロック奏法の人の方が多いとは思います。
おそらく、低音部をタングブロックしたときにネジ穴下に唾液が溜まるのではないかと。
よってパッカーの人はスライドが固まることは少ないと思います。

外したマウスピースの貼り付き箇所を確認してみると、ネジ周り周辺、特に左側のネジ周りに唾液が溜まって、それが乾くとスライドが動かなくなることがわかりました。
そこで対策としては、樹脂ボディや金属ボディの楽器に限ってですが、使い始める前に左のネジ穴の下くらいの位置で、ボディとマウスピースの間あたりにエタノールをひと吹きしてから、ウォーミングアップをしています。
楽器が暖まったころに固着が解けて使えるようにな理ますが、でもこれなら外して洗っちゃった方が断然早いですね(笑)

そんな話を新年会の折にしていたら、これまたKさんから耳寄り情報。いつもありがとうございます!
やはり左のネジ穴下が原因と考えられたのは私と同様でした。その解決方法が。
「左のネジ穴周りのスライドを切ってしまう。」
なんと!
確かにスライドのガイドもあるし左ネジ穴よりさらに左端って別に要らないかも。

準備するもの。
アンビル(台)、タガネ、金槌。
IMG_5716.jpg

タガネを当てて金槌で一撃!実際は3撃くらいしたら切れました。そして下半分はさらに穴の1番♯の穴近くまで斜めにカット。
IMG_5717.jpg

切りっぱなしは鋭利になっていて危ないので、ヤスリで丸めます。
ヤスリをかけるときにスライドが曲がらないように板で挟みます。
ほんのちょっと曲がっただけで操作性が悪くなるから注意!
IMG_5718.jpg

上が元のスライド、下がカット加工後。
IMG_5722.jpg
このまま通常通りセットします。

使い心地は。
張り付く面積が少なくなったおかげで、スライドがガチガチに固まることはなくなりました!
特に息漏れがすることもなく、音色には全く影響がない模様です。

これで練習をスムーズに始めることができるわ〜♪
そして、実はもう一個、いいこと聞きました。
また次回。