プレートの新旧。

  • 2017/10/18(水) 12:14:51

いよいよ出発まで2週間を切りました。
なんだかんだと言いながら楽しんで準備をしています。

一番気になっているのがやはり持って行く楽器のこと。
もちろん愛用のシルバーコンチェルトを持って行きます。

いつもコンクールの時はメインのプレートと万が一リードにトラブルがあった時に打ち替えられるように金槌や金床を持って行っていたのですが、今回は体の都合で重い荷物が持てないので重い工具は置いて行くことになりました。
なので夏頃からメインのプレートは大事に保管して、2番手の新品のプレートを使っています。

楽器のコンディションには色々な意見があると思いますが、私はやはり新品の楽器はリードが硬く、吹きにくく感じます。
今のメインプレートはかれこれ8年、リードを打ち変えながらずっと使っているものです。新品のリードが短い期間でどれくらいこなれるかわからなかったのですが、とりあえずやってみました。ちゃんと2番手も育てなくちゃ、と思い続けてはいたのですが、なかなか吹きにくいものでf(^^;
幸か不幸か?課題曲が相当激しい曲だったのでこなれるのは幾分早いか、と思いました。それに固めのリードで練習した方が負荷になって良いかも、なんて思ったりして。
3ヶ月でなんとかそれなりに鳴らせるようになりました。新しい方が良いかも、と思うくらい。

さて、いざコンクール間近になってプレートのメンテナンスをしています。昨日、メインのプレートに戻しました。
そこで新旧プレートを吹き比べて改めて感じたことがありました。

うん。
やっぱり古い方、吹きやすい〜!
新しい方は高音(10番以降)が全般にとてもクリアに安定して出ます。その一方で低音はリードが硬く、音が若干出しにくいです。
古い方は低音がスッと出ますが、高音はリードがへたり気味でちょっと不安定。。。そして12番が折れるというハプニング。今でよかった。
古い分、少し安定性に不安はありますが、音の出しやすさ(粘りやレガートさの加減)は格段に違います。
やはり本番で使うなら8年間付き合ってきたプレートになりそうです。
壊れたら嫌なので、もうしばらく2番手のプレートを使ってメインは温存します。

さ、とりあえず12番Cのリードを交換しよう。

画像がないのでうちの鳥。
床暖房が入った途端、床に突っ伏して寝ています。(左が頭、右側が尻尾)
怠惰だ・・・。
IMG_4538.jpg

スポンサーサイト

ちょっとひどくない?このパーツ。

  • 2017/07/17(月) 21:14:55

IMG_3576.jpg
4月に購入したHard Bopper。
たった3ヶ月でボディの3番のチャンバーの柱がくの字に折れています・・・

本来ならボディパーツを交換するのがいいのでしょうけれど、とりあえず使える状態に修理しました。
IMG_3577.jpg
曲がっている部分をまっすぐにしたら元に戻るかなあ、と思ってペンチで戻しましたがすでに変形が進んでしまってマウスピース側の方に歪みが出てしまっていました。
そこで思い切って壁にハサミを入れ一部分を切り取りました。

IMG_3578.jpg
なんとかここまで折れた部分をまっすぐに持ってくることができました。
レジン樹脂で隙間をうめ、チャンバー内をコーティングしています。これで空気漏れはなくなったかと。
音もちゃんと出るようになりました。

もう一つのケース。
ボディが櫛形に曲がってしまい、中央部分が凹んで息漏れがするハーモニカがやってきました。
IMG_3579.jpg
ちょうど同じ症状のものが2本きたので当て木変わりに二本並べて紙やすりでマウスピース側を平らに削りました。
上下や左右を入れ替えて満遍なく蹴ります。擦る回数もちゃんと決めてます。
はっきり言ってこれは最終手段です。何回も削れないし、空気の通り道も変わってしまうし。そして何よりリードプレートを止めているネジ穴が合わなくなるので穴を開け直さなきゃいけない!
いよいよボディが使えなくなるまでこれで暫く凌ごうと思っています。

IMG_3581.jpg
相変わらずマウスピース用のネジ穴や左利き対応のバネ穴が割れてきます。。。これも樹脂で埋めました!

Discovery48と270DXの互換性について

  • 2017/06/28(水) 16:25:09

先日、このブログの過去記事に樹脂ボディについてのコメントをいただきました。
もうちょっと早く記事を書こうと思っていたのですが、愛鳥まりも氏がてんかんの発作を起こし、ちょっと大変だったのです。少し後遺症が残ってしまいましたが、今は元気にしています。
さて私はHarp onlineで買ったアクリルボディを一本持っているのですが、今はもうHarp onlineは営業しておらずアクリルボディの入手は難しいようです。
近頃、HOHNERの木製ボディは変形が早いので、私も何か代替がないものか、と思っていたところでした。
そこでふと、部品取りに買ったDISCOVERY48のことを思い出し。
新モデルがが出た時にカバーが欲しくて買ったものです。楽器自体はマウスピースの形が新しい初心者モデルとのことですが、私的にはなんだかスカスカして頼りない感じ。リードプレートも1ミリのタイプだったのでカバー以外は放置していました。
・・・待てよ?
カバーがいけるということはマウスピースもボディも互換性があるんじゃ??
270DXの1.2ミリのプレートが取り付けられたらパワーアップするんじゃ?
そう思いついたわけです。
IMG_3090.jpg
この樹脂製のマウスピース、アマデウスのマウスピースくらい高さがある。それに何だかスカスカ息漏れして気持ち悪い。
IMG_3091.jpg
お、なんだか行けそうな感じ。
プレートのネジ穴の位置さえ行ければ・・・
IMG_3092.jpg
BINGO!
バッチリ合うではありませんか。
IMG_3094.jpg
1ミリ足らず大きさが違いますが、空気が漏れるわけでもないので問題なし!
IMG_3196.jpg
270のプレートをつけてみます。
IMG_3197.jpg
プレートの取り付けネジもほんの少し長さが違いますが、どちらでも大丈夫でした。
IMG_3198.jpg
カバーのネジはギリギリなんとか止まります。もしもう少し長いネジがあればどの方が外れる心配がないとは思います。
カバーは元のdiscovery48のものをつけていてもいいかと思います。48の方がボディを覆っている部分が多いので若干くぐもった音になり音量も少し落ちますが、エッジがないので持った時に痛くないのです。
silverconcertoの厚みに近くなるので私は好んで使っています。
IMG_3097.jpg
ちなみにマウスピースは互換性バッチリでした。
HOHNERの今年のカタログにも明記してありました。
IMG_3199.jpg
IMG_3200.jpg
discovery48のボディです。空洞が多いせいか音色は木製に比べて少し軽い感じになります。
アクリルボディのものとはほとんど変わりません。多分聞き分けられないと思います。
もしかしたらこの空洞部分に何か詰めたらまた響きが変わるかもしれません。
IMG_3201.jpg
なんかボディとマウスピースの間に隙間があったので、レジンを薄く盛ってからサンドペーパーで平らに整えました。
IMG_3202.jpg
ほれ、これだけ歪んでた。白いところが削れたところ。真ん中が少し凹んでいたのね。
IMG_3203.jpg
上はアクリルボディにdiscovery48のカバーをつけたもの。丸穴マウスピースです。
アクリルボディ、悪くないんだけど、プレートの穴の位置が独特で交換ができないのです。まあ、私はリードを打ち変えたらいいからちょっと邪魔臭いけど何とかします。
下が今回discovery48ボディに四角穴マウスピースをつけて270DXのプレートとカバーをつけたものです。
マウスピースを四角穴に取り替え、プレート厚み1.2ミリにすることでかなり音量もパワーアップ。バネの硬さもいい感じです。
木製の音色のしっとり感はないですが、変形で息が漏れる、ということはなくなると思われます。
これはなかなか良いかもしれません♪
Yさん、いかがでしょうか?

ファビュラスの四角穴モデル試奏。

  • 2017/05/27(土) 23:25:41

書きたいことがまた溜まってきています。
昨日の本番のことも書きたいのですが、まずはこのお話から♪

4月にSUZUKI楽器さんからファビュラスの四角穴ストレート配列モデルが発売されました。
IMG_2706.jpg
きっと興味をお持ちの方が多いのではないでしょうか?
わたくし、先日試奏の機会を得まして吹かせていただきました♪
毎度お馴染みのハーモニカ友サユリさんとのハーモニカ女子会、今回はハモンド梅田センターにお邪魔して試奏させていたいたのです。
当日はサユリさんの生徒さんも何名か試奏に来られて色々な機種を吹き比べておられました。
私もファビュラスの丸穴モデルと四角穴モデルを吹き比べさせていただきました。
あくまで個人的感想ですが少しレポートさせていただきたいと思います。
音は丸穴モデルに比べて高音の部分がしっかりある感じです。音のキラッと感が強いと言いましょうか。マイクを通さない生音での演奏を意識して高音の要素を多く残してあると思われます。
IMG_2707.jpg

また穴が大きい分、音量も大きいと感じました。
比較写真はないのですが、丸穴モデルに比べてマウスピースの高さはかなり低くなっています。
丸穴モデルのマウスピースは上面がカマボコのような形ですが、四角穴モデルはカマボコのカーブ部分を平らにしたようになっています。(あ、あくまでイメージね。ちゃんと色んなことを考えて作られた形です。)そのぶんマウスピース高さは低く、息がよりダイレクトにチャンバー(笛室)に入るようになっているのです。私の場合、マウスピースが低いので重音奏法(特にオクターブ奏法の時)の舌で穴をブロックする際、スライドの可動部に舌が触れることがありました。これは吹き手のポジションにもよると思いますので全員が感じることではないと思います。
もともと、ファビュラスは気密性、スライドの操作性など素晴らしい楽器ですが、さらに四角穴モデルができて音質、音量共に生の音で演奏するシーンについて進化したと思います。
…欲しいなあ。

ハモンド梅田センターではFー48SQ(ファビュラス四角穴モデル)以外の機種はいつでも試奏することができます。(念のため、事前に連絡されてからのご訪問をお勧めいたします)
今回はわざわざ四角穴モデルをご準備くださいまして、ハモンド梅田センターのスタッフの皆様、そしてY様、本当にありがとうございました。色々、興味深いお話を聞かせていただいて、たいへん勉強になりました!

ハーモニカの修理。

  • 2017/03/02(木) 21:06:10

先日、マウスピースを取りつけている途中にネジが途中で折れた(!)という楽器が持ち込まれました。
機種はHOHNERの270DXで、私的には初心者の方が最初に持つにはお勧めするモデルの一つです。
木製ボディなので長く使っているうちにマウスピースを留めるネジ穴がバカになってしまい、マウスピースが浮いてしまう、とのことで穴を樹脂で埋めようかとも思ったのですが、スペアのボディパーツをお持ちだったのでパーツ交換を勧めました。
新しいボディにマウスピースを留めようとドライバーで回しているときにネジが折れ、ボディに残ったままになってしまった、とのことでした。
パーツ交換はコストパフォーマンスがいいし、せっかく育てたプレートも生かせるのでお勧めの方法なのですが、本体とパーツの作られた時期が違うと穴の位置などが微妙に違うことがあります。
今回もプレートの位置を決めたり、バネを留めるための鉄の棒を通す穴が開いていなかったようでした。
さらに、マウスピースのネジ穴も、小さな下穴は開いている状態ですが、いきなりネジで留め付けるより、ピンバイスなどでネジの径より少し小さい程度の下穴を開ける処理をした方がよかったようでした。
ちょうどお正月を挟む時期でレッスンもお休み、電話やメールでレクチャーしてご自身で作業してもらったのですが、やはり少々難しかったようで・・・。
さて。とりあえず、「触らないで次回レッスンの時、持ってきてください。」とお伝えし、持ってきていただきました。
見たところ、あらあ、見事に穴にネジが3分の2くらい入った状態で折れている・・・

ネジザウルスなど、ネジ山をつぶしたり折れたりしても回せるようなプライヤーもあるのですが、いかんせんハーモニカのネジ穴なのでそんなものも使えず・・・
穴を潰して埋め直すつもりで、地道に極細のピンバイスを使ってネジの周りに小さな穴を開け、ネジの周りを小さく彫っていきました。
それからミニチュアを作るときに使う先端の細いプライヤーで彫り出したネジの芯を摘み、空周りしながらもだましだまし回すことができました。


取れた!・・・その瞬間の嬉しかったこと。オウジョウシマッセ、ホンマニ(笑)
これが取れたらもうこっちのもんです。
以前もやったことがあるのですが、UVレジン(UV光線で固まるエポキシ樹脂)をつまようじでネジ穴に流し、UVライトを照射して固めます。

それから先ほど書いたように、ネジの直径より少し小さめのピンバイスで下穴を開けたら、無事にマウスピースが装着できました。

下穴も直径の小さなものから少しずつ慎重に開けます。
バネを留めるパーツを通す穴もインパクトドリルで開けました。
無事修理完了です♪
それにしても、落としてもいないのにネジが折れるっていう故障?は品質的にどうだろう・・・ネジの当たりが悪かったんやろか。
近頃、木製ボディのハーモニカが結構エライ壊れようで持ち込まれます。木が柔らかくなったのは温暖化のせいかしら?