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楽器も身体もメンテナンス。

  • 2018/09/13(木) 20:19:24

約半月ぶりの更新になりました。
台風の被害それに続いて北海道の地震、と心ざわつく出来事が続いて少々凹んでおりました。

皆さまのところはご無事でしたでしょうか?
我が家は幸いにもフウセンカズラの実がいくつか千切れたくらいで大きな被害もなく済みました。しかし、実家が2日間停電したそうで、電動ベッドで寝たきりの病人がいるのですが、ベッドが動かせず(手動がないなんて!)随分難儀しておりました。あと実家の屋根の瓦がめくれて雨漏りがf(^^;あちこちで同じような被害が出ているので瓦やさんが捕まらず、なんと100軒待ちとか!幸いにも友人のお父様が工務店をやっており、応急処置をしてくれたので被害は最小限で済みました。
台風に引き続いて今度は北海道で大地震。北海道には友人がたくさんいるので安否がわかるまでやきもきしました。こちらも停電やライフラインの寸断で色々と困ってはいたものの、皆さんご無事だったようで一安心しました。

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今日は久しぶりに楽器の調律をしました。
そんなに狂ってはいなかったのですが、来週末からの合宿に備えて点検を兼ねてのメンテナンスです。
私は二組のプレートを持っているのですが、今使っているのは新しい方のプレートです。
昨年の世界コンクールの予選で一本リードが折れたのをきっかけに新しいプレートをメインで使い始めました。
今までも交換プレートを準備はしていましたが、コンディションはやはり一番手の方が格段に良かったので、ついつい新しい方は吹かずにいました。でもいざという時のために、二番手も吹き込んでそこそこ育てておかないとなあ、と痛感。
以降、今日までずっと二番手を使ってきました。
近頃では二番手の方が高音のクリア感があって良いかな、なんて思っていました。
今日久々に一番手のプレートを吹いてみました。

・・・。
吹きにくかった細かいフレーズが吹ける。
ほんのちょっとの違いのはずなんですよ!二番手のコンディションもとっても良いんです。
でも、二番手だったらできなかったことが一番手のプレートならできる。。。
う〜ん、やっぱりリードのこなれ感が違うんでしょうね。リードがこなれてくるということは少しづつ折れる時に近づいている、ということでもあり、危険度は高いんですけどね。それでも低音域、中音域の伸びは一番手が良いです。高音域の上から2つ穴分は少しなりが悪いですが、それを差し引いても一番手に軍配が。
それから二番手と同じように一番手を吹くと全部の音が少し(約5centくらい)音が高めに出ました。コンクール用にジャストに調律してあったのですが、どうやらリードが新しくて硬い二番手を鳴らすべく息の入れ方が変わったものと思います。やっぱりそれぞれ違うのね。
やっぱり一番手が良いなあ。もしかしたら本人にしかわからないことかもしれないけど。一番手を長持ちされるために、今日から少しの期間劣化防止のために使って、また二番手に戻そうと思います。
二番手ももっと吹き込んだら良くなるかな♪
IMG_9142.jpg
自作した檜の箱で保管しています。
ちょっと特別仕様なの。
制作時のの記事はこちら→リードプレートのケース


身体のメンテナンスの方は。
通っている美容院の美容師さんが身体の使い方についてとても詳しい方で、カットに行っているはずがすぐにコンディションを見破られます。近頃良く言われるのが「身体使いっぱなしでケアが全然できてない!」
彼曰く、コンディションの悪い状態だと頭髪の状態も(髪だけでなく頭皮や骨格も)悪くてカットが決まらないんだそうです。で、カットする前に色々とやられます。髪を切りに行っているはずがとても身体が楽になるので内心「美容院に二ヶ月に一回リセットに来るのがケアなんだけど。」と思っていますが、言うと怒られます笑
つまり、使った分は日々自分でできる最低限度のケアをせよ、と。・・・練習とケアはセットだから、時間を惜しまないように、とアドバイスされました。
確かにそう言うお年頃だわ、と勉強になったのでした。

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マイクの取り付け方法、試行錯誤。

  • 2018/05/18(金) 21:09:50

先日のミーナ京都さんでのミニコンサートでは相当久しぶりにマイクを使用して演奏しました。
実は私、マイクスタンドが苦手です。
スタンド越しに譜面台を見ると見えない箇所ができたり、何よりマイクが音を拾うエリアから外れると途端に音が小さくなったり。あとマイクに近づこうとして姿勢が猫背になるのも見た目がイヤ〜。
私はマイクを3種類持っています。
スタンドで使用する定番中の定番、SURE58ともう一つ、スタンド用のコンデンサマイク、それからSUZUKIのハーモニカ用のピンマイクタイプのコンデンサマイクです。
スタンド用のコンデンサマイクは木製ボディの楽器を使っているときは良かったのですが、シルバーコンチェルトを使いだしてからはあまり使っていません。シルバーはキラキラしたやや金属的な音の要素を持っていますが、その部分が増幅されるようなのです。特に高音部が気になります。
SUZUKIのコンデンサマイクは指につける仕様に自分で取り付け用具を作ったり、ウィンドスクリーンを作ったり工夫をしていました。指につけて演奏するのは演奏だけの時はいいのですが、直前の準備や譜面をめくったり、動いているときにハウリングを起こしたり、うっかり落っことして聴いている人をビックリさせたりするので気が抜けませんf(^^;
それから左の指につけているとハンドカバー奏法の時に音が不安定になるし、演奏しているときにスライドの操作などで楽器の構えが少し変わったりすると楽器との距離が変わってしまい、これまた音が不安定になるのでした。
襟や胸元に取り付けるコトも試したのですが、これも顔の向きによって音を拾ったり、拾わなかったりするんだよね。

先日のミニコンサートの準備をしている時、右手の小指に外向けに止めると音の入り具合が比較的安定して程よい距離感だなあ、と発見しました。本番もそうするつもりだったのですが、前日にふと、「ミュージカルの歌い手さんや、ライブパフォーマンスをするタイプのフルート奏者はどうしているのかなあ」と思いつき調べてみました。
するとヘッドセットタイプを使っている人が多いらしい。ヘッドセットかあ。
ハーモニカの下側からマイクで狙わないと音を拾わないという思いこみがあったけど、コンデンサマイクで顔の近くだったら案外いけるかもしれない。
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家にあったカチューシャにタイピンタイプのマイクを挟んでセット。耳の横あたりにマイクがきます。髪に隠れてマイクは見えません。ちょっと遠いかな、と思ったけれどそこそこ音を拾います。若干遠いめの方が、一旦空間に放たれた音を拾って響きがいいかもしれない。
本番はプロのPAさんがついてくださるとのことで、もしダメなら会場にあるスタンドマイクで吹けばいいや、と思って持って行きました。

結局、本番はカチューシャ式で演奏しました。マイク感度をあげてくださったおかげでちゃんと聞こえたけど、少し音が痩せたような気がしました。賑やかな屋外だったせいもありますが、やっぱりもう少し楽器に近い方がいいかな。
でも、譜面台は見やすいし、お客さんを見回しながら吹いてもマイクのスポットから外れることもないし、楽でした!
実際、この日は風が強くて手で楽譜を押さえながら吹くというシーンがあったのですが、ヘッドセットもどきにしていたおかげで無事に乗り切ることができました。

帰宅して、ヘッドセットに特化したマイクで自然な音のものはないかとネットで調べ倒したところ、DPAとかSDーSYSTEMとかいくつか有名どころに行き当たりました。
しかし!どちらもお高い!8〜10万くらいする〜。こういう機材の性能は価格に比例するもんな〜。でもマイクに10万かけるんだったら先にファビュラス買いたいな〜。
JTSというメーカーのフルート用ヘッドセットマイクを7000円くらいで見つけたけど、これと比べたらきっとSUZUKIのマイクの方が上等だと思う。

なので。
例によってヘッドセット作りました。
市販のパソコンやスマホで使う用のハンズフリーのための安もんのマイクセットを購入。
IMG_7677.jpg
探しまくって最安値810円なり。これにSUZUKIのマイクを載せることにします。
新たに購入した810円の本体のマイクは使いませんので、少々心が痛みながらも外してしまいます。
通話用なのでマイクブームが口元までちゃんと届くように長かったのですが、ハーモニカの演奏には妨げになるので頰くらいまでの長さでカットし、切り口で怪我しないように先端にカバーをつけました。
マイクは会場によってセッティングを変えやすいように取り外しが簡単にできるように電気のコードなどを束ねる皮膜付きの針金で簡単に止めました。
IMG_7680.jpg
うん、カチューシャで作ったものより、マイクの受信部が楽器に近づきました。首の後ろ側を通して両耳にかけているので安定感もバッチリです。
音質の方はハーモニカの音色をマイクで拾う時はハイをカットした方がいいのは変わらずですが、手の構えなどで音の強弱が変わることもなく、また下側に直接マイクを当てて拾うより広がりがある音になる気がします。

しかしながら、「なんだかんだ言ってもSURE58が音質的には一番良いん違うのん」という家人の冷たい意見もあり、試しに録音をして波形データをとって、比較をしてみました。

比較した点
SURE58と同条件で録音してみる。
SURE58のスイートスポットは20センチ外れるとどれだけ音が痩せるのか。
SUZUKIマイク、指につけた時とヘッドセットの時の音の違い・・・などを比較して見ました。以前からやっているのですが、波形データを載せるのは初めてです。

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SUZUKIのマイクはこのようにヘッドセットタイプにしたものと・・・

IMG_7661_20180518203907c5b.jpg
右手の小指に外側に向けて装着したもの。

SURE58は普通にスタンドに立ててマイクまで15センチの位置で録音しました。
吹いているのはCのスケールで同じパターンで吹いています。

マイク比較2
上からSUZUKIのマイクをヘッドセットタイプにしたもの、二番目が指につけたもの、一番下がSURE58です。
同じ感度なら、SUZUKIのマイクの方が大きく音を拾っています。マイクまでの距離が一番大きな要素でしょう。
音色は好みで分かれるところだと思います。

マイク比較1
下の写真の方はSURE58の感度をあげてちょうどいいところで吹いたもの、同じ条件で小指の外側にSUZUKIのマイクを取り付けて吹いたもの、一番下はスタンドに取り付けたSURE58で右に20センチほどずれて吹いたものです。(SUZUKIのマイクを指につけたものでピークが超えてしまったのでさらに大きく録れるヘッドセットタイプはテストしませんでした。)

SURE58は少しずれただけで随分音が小さくなってしまうことがわかります。
その点、ヘッドセットタイプは顔の向きが変わっても一定の距離が保てるので良いと言えます。
ただ波形の安定性はSURE58の方がバランスが良いように思えます。

結論。
SUZUKIのマイクはヘッドセットタイプとして十分使える。
SURE58のマイクはきちんとスポットで吹いていれば、やっぱり安定度が高い。
・・・どちらを常に使うか、というよりも会場や条件(PAさんの有無や機材)によって使い分けるのが大事だな、と思ったのでした。

プレートの新旧。

  • 2017/10/18(水) 12:14:51

いよいよ出発まで2週間を切りました。
なんだかんだと言いながら楽しんで準備をしています。

一番気になっているのがやはり持って行く楽器のこと。
もちろん愛用のシルバーコンチェルトを持って行きます。

いつもコンクールの時はメインのプレートと万が一リードにトラブルがあった時に打ち替えられるように金槌や金床を持って行っていたのですが、今回は体の都合で重い荷物が持てないので重い工具は置いて行くことになりました。
なので夏頃からメインのプレートは大事に保管して、2番手の新品のプレートを使っています。

楽器のコンディションには色々な意見があると思いますが、私はやはり新品の楽器はリードが硬く、吹きにくく感じます。
今のメインプレートはかれこれ8年、リードを打ち変えながらずっと使っているものです。新品のリードが短い期間でどれくらいこなれるかわからなかったのですが、とりあえずやってみました。ちゃんと2番手も育てなくちゃ、と思い続けてはいたのですが、なかなか吹きにくいものでf(^^;
幸か不幸か?課題曲が相当激しい曲だったのでこなれるのは幾分早いか、と思いました。それに固めのリードで練習した方が負荷になって良いかも、なんて思ったりして。
3ヶ月でなんとかそれなりに鳴らせるようになりました。新しい方が良いかも、と思うくらい。

さて、いざコンクール間近になってプレートのメンテナンスをしています。昨日、メインのプレートに戻しました。
そこで新旧プレートを吹き比べて改めて感じたことがありました。

うん。
やっぱり古い方、吹きやすい〜!
新しい方は高音(10番以降)が全般にとてもクリアに安定して出ます。その一方で低音はリードが硬く、音が若干出しにくいです。
古い方は低音がスッと出ますが、高音はリードがへたり気味でちょっと不安定。。。そして12番が折れるというハプニング。今でよかった。
古い分、少し安定性に不安はありますが、音の出しやすさ(粘りやレガートさの加減)は格段に違います。
やはり本番で使うなら8年間付き合ってきたプレートになりそうです。
壊れたら嫌なので、もうしばらく2番手のプレートを使ってメインは温存します。

さ、とりあえず12番Cのリードを交換しよう。

画像がないのでうちの鳥。
床暖房が入った途端、床に突っ伏して寝ています。(左が頭、右側が尻尾)
怠惰だ・・・。
IMG_4538.jpg

ちょっとひどくない?このパーツ。

  • 2017/07/17(月) 21:14:55

IMG_3576.jpg
4月に購入したHard Bopper。
たった3ヶ月でボディの3番のチャンバーの柱がくの字に折れています・・・

本来ならボディパーツを交換するのがいいのでしょうけれど、とりあえず使える状態に修理しました。
IMG_3577.jpg
曲がっている部分をまっすぐにしたら元に戻るかなあ、と思ってペンチで戻しましたがすでに変形が進んでしまってマウスピース側の方に歪みが出てしまっていました。
そこで思い切って壁にハサミを入れ一部分を切り取りました。

IMG_3578.jpg
なんとかここまで折れた部分をまっすぐに持ってくることができました。
レジン樹脂で隙間をうめ、チャンバー内をコーティングしています。これで空気漏れはなくなったかと。
音もちゃんと出るようになりました。

もう一つのケース。
ボディが櫛形に曲がってしまい、中央部分が凹んで息漏れがするハーモニカがやってきました。
IMG_3579.jpg
ちょうど同じ症状のものが2本きたので当て木変わりに二本並べて紙やすりでマウスピース側を平らに削りました。
上下や左右を入れ替えて満遍なく蹴ります。擦る回数もちゃんと決めてます。
はっきり言ってこれは最終手段です。何回も削れないし、空気の通り道も変わってしまうし。そして何よりリードプレートを止めているネジ穴が合わなくなるので穴を開け直さなきゃいけない!
いよいよボディが使えなくなるまでこれで暫く凌ごうと思っています。

IMG_3581.jpg
相変わらずマウスピース用のネジ穴や左利き対応のバネ穴が割れてきます。。。これも樹脂で埋めました!

Discovery48と270DXの互換性について

  • 2017/06/28(水) 16:25:09

先日、このブログの過去記事に樹脂ボディについてのコメントをいただきました。
もうちょっと早く記事を書こうと思っていたのですが、愛鳥まりも氏がてんかんの発作を起こし、ちょっと大変だったのです。少し後遺症が残ってしまいましたが、今は元気にしています。
さて私はHarp onlineで買ったアクリルボディを一本持っているのですが、今はもうHarp onlineは営業しておらずアクリルボディの入手は難しいようです。
近頃、HOHNERの木製ボディは変形が早いので、私も何か代替がないものか、と思っていたところでした。
そこでふと、部品取りに買ったDISCOVERY48のことを思い出し。
新モデルがが出た時にカバーが欲しくて買ったものです。楽器自体はマウスピースの形が新しい初心者モデルとのことですが、私的にはなんだかスカスカして頼りない感じ。リードプレートも1ミリのタイプだったのでカバー以外は放置していました。
・・・待てよ?
カバーがいけるということはマウスピースもボディも互換性があるんじゃ??
270DXの1.2ミリのプレートが取り付けられたらパワーアップするんじゃ?
そう思いついたわけです。
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この樹脂製のマウスピース、アマデウスのマウスピースくらい高さがある。それに何だかスカスカ息漏れして気持ち悪い。
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お、なんだか行けそうな感じ。
プレートのネジ穴の位置さえ行ければ・・・
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BINGO!
バッチリ合うではありませんか。
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1ミリ足らず大きさが違いますが、空気が漏れるわけでもないので問題なし!
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270のプレートをつけてみます。
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プレートの取り付けネジもほんの少し長さが違いますが、どちらでも大丈夫でした。
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カバーのネジはギリギリなんとか止まります。もしもう少し長いネジがあればどの方が外れる心配がないとは思います。
カバーは元のdiscovery48のものをつけていてもいいかと思います。48の方がボディを覆っている部分が多いので若干くぐもった音になり音量も少し落ちますが、エッジがないので持った時に痛くないのです。
silverconcertoの厚みに近くなるので私は好んで使っています。
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ちなみにマウスピースは互換性バッチリでした。
HOHNERの今年のカタログにも明記してありました。
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IMG_3200.jpg
discovery48のボディです。空洞が多いせいか音色は木製に比べて少し軽い感じになります。
アクリルボディのものとはほとんど変わりません。多分聞き分けられないと思います。
もしかしたらこの空洞部分に何か詰めたらまた響きが変わるかもしれません。
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なんかボディとマウスピースの間に隙間があったので、レジンを薄く盛ってからサンドペーパーで平らに整えました。
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ほれ、これだけ歪んでた。白いところが削れたところ。真ん中が少し凹んでいたのね。
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上はアクリルボディにdiscovery48のカバーをつけたもの。丸穴マウスピースです。
アクリルボディ、悪くないんだけど、プレートの穴の位置が独特で交換ができないのです。まあ、私はリードを打ち変えたらいいからちょっと邪魔臭いけど何とかします。
下が今回discovery48ボディに四角穴マウスピースをつけて270DXのプレートとカバーをつけたものです。
マウスピースを四角穴に取り替え、プレート厚み1.2ミリにすることでかなり音量もパワーアップ。バネの硬さもいい感じです。
木製の音色のしっとり感はないですが、変形で息が漏れる、ということはなくなると思われます。
これはなかなか良いかもしれません♪
Yさん、いかがでしょうか?